6月の全校朝会では「たくさんの言葉 ひとつの言葉」と題した講話を行いました。その中では、作詞家・阿久悠さんの言葉「たくさんの言葉をもっていると 自分の思うことを充分に伝えられます。たくさんの言葉をもっていると 相手の考えることを正確に理解できます。」を紹介した上で、たくさんの言葉と出会い、ひとつひとつの言葉を大切にしてほしいという思いを伝えました。
今回紹介する本は、NHKのEテレの番組を書籍化した「『言葉にできない気持ち』の言語化ノート」です。「イライラ」「ざわざわ」「しみじみ」・・・、そんな心の状態の時、小説や歌詞などの言葉を引用しながら、気持ちにぴったりの言葉を考察していきます。とても参考になります。他にも「エモい古語辞典」「13歳からの気持ちを伝える言葉事典」もお薦めです。
頭がまだまだ柔らかく、思春期真っ盛りで感受性の強い今この時期に、良質の言葉にたくさん出会ってほしいです。大人になってしまうと獲得できない言葉もあるのでは・・・と思っています。