本校の校歌の歌詞には「一天瑠璃」「日輪煌」などの漢語が並び、独特な響きが特徴の一つです。言葉の意味を知ることで、校歌がより身近になるかもしれません。「一天瑠璃」の「一天」は「空全体」、「瑠璃」は「少し紫がかった深い青色」のことです。校歌の歌い出し「一天瑠璃に三尻野や」は「真っ青な空のもと、三尻の平野が広がっている」様子を表現していることがわかります。
本日の青空は、瑠璃色に近いのかな、と感じました。先日、「秋の雲はてなき瑠璃の天をゆく」(山口誓子)という俳句を目にしていましたので、晴れた日には、空を見上げるようにしていたのです。言葉は、辞書的な意味だけでなく、実際に目にすると理解が深まります。秋の空を見上げ、「一天瑠璃」を実感してみてください。