本日は、「どんぐりと山猫」を紹介します。小学生の一郎が、山の中で行われる「裁判」に招待されるところからこの物語は始まります。どんぐりの中で「誰が一番偉いのか」という裁判なのです。集まってきたどんぐり達は「頭のとがっているのがえらいんです」「まるいのが・・・」「大きなのが・・・」と言い合い収拾がつきません。そこで一郎は裁判長の山猫にあることを助言します。さて山猫はどんな判決を下したのでしょうか。
この本の作者は宮沢賢治です。小学校では国語の教科書で「雪渡り」を学習しました。中学校では「オツベルと象」を学習します。皆さんは少なからず宮沢賢治の作品に触れているはずです。他にも「銀河鉄道の夜」「やまなし」「貝の火」「風の又三郎」「よだかの星」などなど、皆さんに読んで欲しい宮沢作品はたくさんあります。宮沢作品を読むと心が温かくなります。そして、人生の大切なことに気付かされます。大人の方もぜひ!