校内でサザンカの花が咲いています。いくつかの枝を校長室に持ち帰り、飾っています。サザンカを漢字で書くと「山茶花」です。もともとは「サンザカ」であったものが、時代を超え、長い歳月を経て、「サザンカ」に変わってしまったのだそうです。同じように、これから先の時代で言葉が変わってしまうこともあるかもしれません。例えば、「雰囲気」は「フインキ」に、「体育」は「タイク」に・・・などが候補に挙げられるでしょうか。
冬休み前に授業訪問をする機会が多くありました。先生方の言葉遣いで気になったことのうちの1つが「ら抜き言葉」です。「○○が見れた」のような表現です。本来は「見られた」です。可能の意味で助動詞「られる」を用いる場合、動詞の活用の種類によっては、このような「ら抜き言葉」が多く見られるようになってしまいました。教室の言語環境はとても重要です。気をつけていきます。教室と同じように、家庭での言語環境も重要です。大人が手本となって、正しく豊かな日本語を使いたいものです。